函館附属小2年小笠原君、7歳で英検2級合格

 

 

道教育大附属函館小学校2年の小笠原煌(こう)君(7)が、高校卒業程度の力が求められる日本英語能力検定(英検)の2級に合格した。煌君は「うれしくて感動した」と会心の笑みを浮かべている。

 煌君は幼稚園年中から市内の英語教室に通い、年長で5、4、3級に、今年2月に準2級に合格。「2級は低学年のうちに取れれば、と思っていた。まさか一発で受かるとは」と目を細める。

 覚える単語の量が格段に増え「一気にたくさん覚えるのが大変だった」と振り返る。テキストに書かれている日本語の意味や漢字の読み方が分からない煌君のために、母の幸美さんが振り仮名を振りながら毎日勉強。二人三脚で合格をサポートした幸美さんは「準2級の比ではないほど頑張った」と努力をたたえる。

 一次試験の筆記は85分間あるが、煌君は50分で解き終わり、じっくりと見直しができたという。課題の文章についての考えをまとめるライティングも自分の意見を回答。得意のリスニングで点数を上乗せし、11月中旬の二次試験に臨んだ。面接は3級、準2級と経験したことで「それほど緊張しなかった」。同27日に合格発表があり、インターネットで幸美さんが合格を確認。煌君は「おじいちゃん、おばあちゃんが喜んでくれたのがうれしかった」とほほ笑む。

 次のステップ、準1級受験については「受けたい気持ちはあるけど、壁は2級の3倍高い。3倍以上勉強しないと受からない」と気を引き締める。

函館新聞電子版